irregular a.o.ロゴ

nothing to lose title

act.30

 ジェイコブ・マローンは不機嫌だった。
 このところ、ベンの干渉が酷いためだった。
 確かに、素晴らしく美しい爆弾の作り方を教えてくれたのはベンだったが、あれこれ指図されるのは気に入らなかった。
 人ひとりを殺したって、いいじゃないか。あの人間は、生きていたって人に危害を加えるだけのつまらない人間だった。あのジェームズ・ウォレスに危害を加えようと思っただけでも許せない。ああいう人間は排除せねばらなない。
 ベンは、そこのところが判っていない。もちろん、ジェームズ・ウォレスの存在を秘密にしているから、ベンが今回の事件の真なる意味をちゃんと理解してくれていないことは十分に判る。だが、爆弾が爆発するためにあるものだということを教えてくれたのは、他ならぬベンだったはずだ。爆弾を爆発させて何が悪い。
 最近では、一緒に食卓を囲んでも、以前のように軽い冗句を飛ばして笑い合うこともない。あの気難しく煩かったジェイコブの母が、気を使って天気の話をするぐらい、雰囲気は最悪だ。
 だが今や、お互い持ちつ持たれつの生活となっているので、容易に反発はできなかった。ジェイコブもベンも。
 最近ベンは、そそくさと倉庫に帰るようになった。だが、もうベンが側にいなくとも、ジェイコブひとりで爆弾は作れる。互いにこうやって距離を置くのはいいことかもしれない・・・。
 まるで恋人同士が考えるようなことを思っている自分に、ジェイコブは少し嫌な気分を味わった。
 自分は、ベンがいなくても、社会をコントロールできるさ。
 もはや自分は無敵だとジェイコブは思った。  爆弾作りは、堂に入ったものだ。
 壁の薄い隣の部屋から聞こえてくる母親のイビキを聞きながら、ジェイコブは引き出しからノートを取り出した。そのノートは、どこにでも売っているごく普通のノートであったが、表紙を捲ると、各ページは実に細かい字でびっしりと埋め尽くされていた。所々、爆弾事件に関する各社の新聞記事の縮小コピーが糊で貼り付けられていて、パリパリと乾いた音をたてる。
 このノートは、ベンに爆弾作りを教えてもらい始めてから書き始めた秘密の日記だった。何度も何度も読み返したせいで、書き込みをされたページは皺になって撓んでいた。
 ジェイコブは、嬉しそうに微笑みながら、ジム・ウォレスの姿を映した写真を眺め、それを撫でた後、書き込みの続きの空白に、また新たな爆弾作りの計画を書き始める。
 さぁ・・・、次は誰に神の裁きをくだしてやろうか・・・・。
 ジェイコブは、鉛筆の尻を齧りながら、次のページを捲った。


 室内には、本のページを捲る音だけが響いている。
 退社時間がとうに過ぎた医務室。
 マックスは、デスクの上のライトだけに明かりを灯し、スポーツ工学の本を読みふけっていた。
 全身の筋肉の動きについて解説した章の終わりまで読んだところで、一息をつく。中庭に面したガラス窓をぼんやりと見た。外はもう日が落ち、中庭は淡いフットライトが灯されているだけで暗い。むしろ、ガラスに映った自分の姿の方がよく見えた。
 ふいに朝のことを思い出して、顔が熱くなるのを感じる。
 腰の鈍い痛みがなかったら、今ガラスに映っている全身を、くまなくあの人に愛されたことなど、まるで嘘のように思えてくる。
 男同士って、本当にセックスできるものなんだな・・・。
 そのやり方をまったく知らないだなんてウブな年頃は当の昔の話だが、実際自分の身に起こってみると、何ともいえない気持ちになった。
 自分は正真正銘の男で、男を証明する生々しいものついている。なのに、女性のように身体を開かれ、自分の持っているものと同じものをこの身体に受け入れた時、本当に心が満たされた気分になった。身体の中で彼の熱さを感じ、貫かれ、彼を受け止めた。それがたまらなく嬉しくて、神聖なものに感じた。
 セックスをして、そんな気持ちになったのは初めてだ。
 これまで28年間生きてきて、身体を併せた人の数はそんなに多くはなかったが、思い返せば、こんな気持ちになったのはなかったように思えた。あんなに愛したメアリーの時でさえ・・・。
 本音を言うなら、身体を開かれることにもっと抵抗があると思っていた。もちろん、ウォレスと肌を重ねることができるなんて、夢にも思っていなかったし、突然のことでそういうことを考える暇がなかったのは事実だが、こうして落ち着いてあの行為の意味を考えられ始めた今でも、自分が抱かれたことに対する嫌悪感のようなものは不思議と感じなかった。むしろ、あのウォレスと愛を分かち合うことができた喜びの方が勝っていて・・・。
 そこに男のプライドやエゴは存在しなかった。ウォレスに自分を受け入れてもらえたこと自体がとても重要だった。
 自分の見てくれが女性っぽくって、そのことに酷いコンプレックスを感じていたのは確かなのに、女性のように扱われたことが(ウォレスはそんなこと思っていないかもしれないが、行為自体はそうであった訳で・・・)、それほどの問題とは思えないなんて・・・。
 マックスは、そんな自分が少し信じられなかった。
 女性的に見られることが、あんなに嫌だった自分。
 でもウォレスの身体を受け入れることを自然の行為としてあっさり受け入れた自分。
 ・・・ウォレスに抱かれ、自分は女性化してしまったんだろうか?
 男としての欲望やプライドがなくなったとか?
 そんな思いにかられ、マックスは頬をがりがりと掻いた。
 なんとなく確かめるように、自分の硬い胸板を軽く叩く。
 ・・・バカか、俺は。 マックスは、髪の毛をくしゃくしゃに掻き毟って、開いた本の上に突っ伏した。少し溜 息をつく。
 しばらくまたぼうっとして、ふいに顔がだらしなくニヤけた。
 はっとして顔を起こす。
 いかん、何かしてないと、感情が溢れてきて、収拾がつかなくなる。
 わざと真剣な顔を作ってみながら、再び本のページを捲った。
 ふいに背後のドアがノックされる。飛び上がるほど驚いた。思わず椅子から転げ落ちる。
「・・・マックス?」
 マックスが椅子から落ちた音にウォレスも驚いたらしい。ドアを薄く開け、怪訝そうな顔で中を覗き込んできた。
「大丈夫! 大丈夫です!」
 両手を大げさに広げ、マックスは慌てて立ち上がる。
「本当か?」
 心配そうな顔つきのウォレスに、マックスは神妙な顔つきをして肩を竦めた。
「衝撃に対する筋肉の動きについて実験してただけですから」
 勢いよく立ち上がったせいで鈍く痛む腰を摩りながら、でもあくまで表情は医者のごとき仰々しさでそう言うマックスに、さすがのウォレスもふきだした。
「なるほど。それで、結果は得られたのか?」
「え。それはもう」
「じゃ、食事には出れる?」
「はい。完璧なデータが揃ったんで」
「それはよかった」
 ウォレスが手を差し出す。マックスはその手を取った。グイッと引き寄せられる。そして髪の毛を撫でられた。マックスはウォレスの肩口に頭を預け、肺いっぱいにウォレスの香りを満たした。
 小難しいことを考えていても、ウォレスの腕の中に包まれてしまえば、全てがどうでもよくなる。男性的だとか、女性的だとか、そんなの関係ない。この人さえ側にいてくれれば、それでいい・・・。
 ふいにマックスのお腹がググッと鳴った。
 マックスはギョッと目を見開き、たらりと冷や汗をかくと、顔をウォレスの肩に押し付けた。とてもじゃないけど、ウォレスと顔を合わせられない。あまりの恥かしさで、顔はおろか、耳まで熱い・・・。
 ウォレスが笑っている振動が直接伝わってくる。
「待たせた私の方が悪いんだ。予約を入れている店にも少し遅れることを伝えてあるから、おそらく大丈夫だろう。歩いて直ぐのところだから」


 ウォレスが予約していた店は、ミラーズ社から程近い高級レストランだった。マックスも昼食を取りに出る時しょっちゅう前を通っているが、いまだに入ったことがない。街で一番古く、格式を重んじた伝統の店である。昼は街の実力者や幹部クラスのビジネスマンが昼食を取りながら契約を交わしたり、会社の方針について話し合う。ディナーの時間になると、美しいブランドに身を包んだ紳士・淑女達が思い思いの優雅な食事を楽しみに来る。アメリカ人なら誰しも憧れる、高級レストランだ。
 ウォレスとマックスが店に入ると、黒服に身を包んだディレクトールが即座に挨拶をしてきた。
「すまないね。遅くなってしまって」
「心よりお待ちしておりました。コートをお預かりいたしましょう」
 マックスはふいに背後から若いレセプショニストにコートの襟を捕まれ、ビクリと身体を震わせた。小柄なレセプショニストがびっくりして手を引っ込める。
「・・・彼は背が高いからな。私が手伝おう」
 ディレクトールにコートを預けたばかりのウォレスがマックスの肩に柔らかく手を置き、コートを抜き取る。
 ウォレスは若いレセプショニストにマックスのコートとチップをさりげなく渡すと、自然な感じでマックスをエスコートした。
 ディレクトールに席まで案内されながら、マックスが小声で「すみません」と呟く。 一瞬だが、身体でうまく隠しながらウォレスがマックスの手をぎゅっと握った。お陰でマックスの乱れた心音も落ち着いてくる。
 長身の美しい容姿をした二人組は客の目を引くらしく、一番奥の席に案内されるまでの道中、マックスとウォレスの歩く側のテーブルは次々と会話が止まっていった。
 エレガントで成熟した黒髪の大人の男と、それとは対照的に美しく輝くブロンドに若々しい体躯の青年の取り合わせは、多くの客に深い興味を持たせたようだ。亭主同伴のレディ達でさえ、遠慮のない目つきで二人を執拗に眺めた。
「食前酒はいかがですか」
「ああ。すべて任せるよ」
 席に着いた途端、マックスは大きく息をついた。
「大丈夫か?」
 心配げにウォレスが顔を覗き込む。マックスはテレた笑いを浮かべた。
「・・・こんなトコに来るのは、生涯で二度目です」
 マックスは肩を竦める。
「一回目は、大学進学が決まったのを記念して、おばさんに連れられて。その時は、ラム肉を切り損ねて、隣のオジサンの頭にラムチョップを飛ばしたんです。禿げ上がったオジサンの頭に、丁度こう・・・被さるようにして」
 マックスが頭の上に手のひらを翳す。
「オジサン、火傷しちゃって、そりゃもう大変で。レストラン中大騒ぎ。それ以来、おばさんはこの手の店に俺を連れ出さなくなりました」
 目を細めて話を聞いているウォレスの視界に、頭の禿げ上がった隣のテーブルの男が、青い顔をしてこちらのテーブルを伺う様子が見える。ウォレスは口元を手で押えて、クククククと笑う。こんな場所でなかったら、さすがのウォレスも腹を抱えて大笑いしているところだろう。
「笑い事じゃないですよ。危うく訴えられるところだったんですから」
 マックスがムキになって言う。ウォレスが、笑い声をかみ殺しながら、目線でマックスの後ろを指し示す。マックスが、「え?」と呟きながら後ろをかえり見ると、どうやら男と目が合ったらしい。肩を亀のように竦めてウォレスに向き直ると、深刻そうな顔をして見せた後、堪えきれなくなってマックスも笑い始めた。笑い声が漏れないように、唇を噛み締める。
 食前酒が運ばれてきた。
「ヴーヴ・クリコのラ・グランダム。1990年です」
「ありがとう。・・・ああ、すまない。今日はラムチョップを出さないでくれ」
 マックスが堪えきれなくなってふきだす。ウォレスがこの店を利用する度にテーブルにつく熟年のウェイターが、柔らかな笑顔を浮かべて「かしこまりました」と言って下がって行った。
「まずは乾杯しようか」
「ええ」
 マスカット色の発泡酒が満たされたグラスを持ち、マックスが言う。
「この広い世界の中で、あなたと出会わせてくれた神様に感謝して」
 ウォレスが一瞬言葉を失う。彼はしばらく何ともいえない表情でマックスを見つめ、やがて少し微笑むと、二、三回頷いた。


 食事の間中、やはりマックスは緊張しているようだった。時折一瞬だが、落ち着かない表情を浮かべる。ウォレスはそれを見逃さなかった。
「やはり、こういうのはよくなかったかな」
 ウォレスがそう言うと、エスカルゴと格闘しているマックスが顔を上げた。
「高級な料理店に付き合い始めてすぐの恋人を連れてくるのは、些か嫌味だったかもしれん」
「・・・そんな! 料理も凄くおいしいし、ワインも申し分ありません。それに、それに・・・」
 ウォレスが苦笑いする。
「でも、心の底からは楽しんでいないだろう?」
「え・・・」
「正直に言ってごらん」
 ウォレスの蒼い瞳がじっとマックスを見つめてくる。
 マックスはエスカルゴを皿に置いて、ウォレスを見つめ返した。
「・・・・本当に楽しめるところをお教えしますよ」


 「レディー、ゴウ!」
 その号令で、店の中が歓声に包まれる。
 傷塗れの大きな木のテーブルの上に、黄色のプラスチックカップが物凄い速さで規則正しく積み上げられ、それが終わると倍の速さでまたひとつに重ねられる。
「いけ! いけ! マックス!」
「おい、キッド、リードを許すな!」
 相手より早く黄色のプラスチック・ピラミッドを5回作って、片付けた方が勝ちだ。
 店中が、ピラミッド・レーサーをはやし立てる口笛を吹き、歓声を上げた。
 狭い店内は、若い男達が多く活気に溢れている。
「イエス!!」
 先に5回作り上げたマックスが、拳を握り締めた。
「いいぞ! マックス!」
 マックスに賭けた男達が両手離しで喜ぶ。
 傍らの小さなテーブルでその様子を見ていたウォレスは、笑顔を浮かべて拍手を送る。医者時代の飲み友達にもみくちゃにされながら、マックスが席に戻ってきた。
「大したものだ」
 ウォレスがそう言うと、マックスは肩を竦めテレ笑いを浮かべた。
「病院に勤め始めた頃は、休みの日中、こんなことをしてましたからね」
 いつの間にか、店の片隅にある大きなジュークボックスからエドウィン・スターの懐かしく猛々しい名曲が流れ始めた。店内大合唱になる。誰もが肩を組み合って大声を張り上げている。
「凄いな」
「客の殆どが、医者か、消防士か警察官なんです」
 ウォレスが店内を見渡して、バカ騒ぎしている客達を指差して、この人たちが?という顔つきをしてみせた。マックスは頷く。
「ERがある病院の近くの酒場なんてこんなものです。ここら辺は消防署の近くにあるんで、こんなことになってるんですよ」
 近くにいるが、大声を上げないと相手に声が届かない。
 マックスは、店内の様子を眺めているウォレスの横顔を見つめた。
 粗野な店内の雰囲気の中で、ウォレスの周囲だけが違った空気で包まれているようである。素晴らしく穏やかで威厳のある横顔。こんな雑然とした騒ぎの中でも、彼の思慮深い瞳は深く静かな色を湛えている。
「・・・なんだか、ここもイマイチですね」
「ん?」
「出ましょうか!」
 マックスは、身振りで外へ出ようと合図する。
 席を立ち上がって、マックスはカウンター内のバーテンに挨拶すると、ウォレスの身体を押し出すようにして店の外に出た。


 「マックス!」
 ふいに呼び止められる。振り返ると、マイク・モーガンが立っていた。
「やっぱりマックスだ。久しぶりだな!」
「マイク」
 握手して肩を抱き合う。
「この間は大変だったな。会社の前だったんだろ? 爆弾騒ぎ」
「ああ。まぁな・・・」
 ふとマックスは、マイクの後から歩いてくる女性に目を止めた。マイクが思わず「しまった」というような表情を浮かべた。
「メアリー」
 メアリーは驚いたような顔を一瞬浮かべたが、彼女はマックスの後ろにウォレスの姿を見つけると、朗らかに微笑んだ。
「マックス。元気?」
 数ヶ月前の彼女からは見違えるように明るい雰囲気になっていた。
「・・・あ~、マックス、これは~」
 マイクが言いよどんでいる。マックスとメアリーが顔を見合わせて笑った。
「なんて顔してるんだよ、マイク」
「そうよ。何も隠す必要はないわ」
「え・・・、でも・・・・」
 マイクは戸惑った顔でメアリーとマックスを見比べている。メアリーはちらりとウォレスに視線をやった。マックスがその視線に気がつく。
「ああ、そうだ。紹介するよ。こちら、俺の会社の上司でミスター・ウォレス」
「初めまして」
 ウォレスがにっこり微笑んで、マイクと握手をする。マイクは呆然としたまま、ウォレスの手を握り返した。
「こちらは、元同僚のマイク・モーガンで、こちらは・・・」
「メアリーです。以前にもお会いしましたわね」
「確か、病院の廊下で」
「ええ」
 メアリーはウォレスの手を軽く握りながら、ウォレスとマックスを見つめた。マックスの顔が少し赤くなり、彼はかりかりと鼻の頭を掻く。メアリーが再び優しく微笑んだ。
「行きましょう、マイク」
「え、もう? いいじゃないか、折角会えたんだし」
 メアリーが腕を取る。
「今日は二人きりって約束したでしょう?」
「そうだけど・・・」
 マックスが、マイクの肩を叩いた。
「また今度な、マイク。彼女を大切にしてやってくれ」
 マックスが艶やかな笑顔を浮かべる。その笑顔を真正面から見てしまったマイクが、口を開けたまま動きを止めた。
「じゃ、メアリー」
「ええ」
 マックスは軽く手を振って、数歩先にいるウォレスの後を追った。
「・・・マイク。口、開いてるわよ」
 メアリーがマイクの横っ腹を肘で突っつく。マイクがゴホンと咳払いした。
「何か、アイツ変わったな。姿形だけじゃなくて、何となく・・・どう言っていいかわからないけど」
「人は恋をすると輝きを増すのよ」
「恋~?! アイツが?!」
 メアリーは、ウォレスと並んで歩くマックスの後ろ姿を見つめながら、にっこりと笑った。

 

Amazing grace act.30 end.

NEXT NOVEL MENU webclap

編集後記

うんもう、超ラブっしょ? 書いてて首筋痒いです。こんなにラブな感じのテキスト書くのも久々だ。(なんせ最近は物騒なのばかり・・・ねぇ)
マックスは、まるでラブ・コメディの主人公のようだしね(汗)。目指せ、メグ・ライアン! 続け、ドリュー・バリモア!! 狙え、岡ひろみ!!!(最後のは、NG) ・・・。また昔ネタで笑いを取ろうとしていますが(大汗)。
もちろん、ウォレスおじさんもデレデレです。デレデレなのは、来週にまで続きます。っつーか、ふたりが出てくるシーンはしばらくデレデレです。許してください。

[国沢]

小説等についての感想は、本編最後にあるWEB拍手ボタンからもどうぞ!

Copyright © 2002-2019 Syusei Kunisawa, All Rights Reserved.