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nothing to lose title

act.72

<side-SHINO>

 いよいよクリスマスイブ本番を迎えていた。
 我が日本酒課は今期、他の部署の手伝いに入ることになっていた。年末商戦は逆にこちらを手伝ってもらうことになるから、お互い様だ。薫風のない今シーズンはうちの課が受け持つ商品群ではクリスマス商戦を戦えないので、仕方がない。
 俺は、ボジョレーヌーボーの時と同様に、デパ地下の特設販売ブースでの接客を任された。
 今回は、事務方もなるだけ参加するようになっていたので、うちの課からは田中さんも動員されている。
「じゃ、先に会場セッティング始めてますね」
「おう! よろしく」
 浅川と搬入トラックの後ろの扉を開けながら、デパートの裏口に向け姿を消す田中さん達に声をかけた。
「いやぁ、毎年のこととはいえ、燃えますね~、この雰囲気」
 血の気の多い浅川は、クリスマス一色の街の風景に鼻息を荒くしながらトラックの荷台に乗り込み、ワインの入った木箱を戸口に積む。俺はそれをバケツリレーの要領で、次々と台車に積み上げた。
 景気が悪いと言われて久しいが、やはりこの時期は一年で最も売り上げが伸びる。もはやワインは一般家庭にすっかり定着し、クリスマス時期には少し割高の銘柄がたくさん出るようになった。この時期にどれくらい売り上げを伸ばせるかがそのまま翌年に繋がって行くので、会社総出で乗り切るのは当然のことだ。
  ── 会社、総出・・・か。
 今年は、その中に川島がいない。
 同期で、ずっと一緒に頑張ってきた川島。
  ── 今アイツ、どこで何をしてるんだろう・・・。
 しばしぼんやりと空を眺めていると、浅川に「篠田さん、どこか具合悪いんですか?」と声をかけられた。
「ん?」
 正気に戻り、視線を戻すと、目の前にワイン箱が堆く積まれていた。
「あ、すまん、すまん!」
 俺は慌てて、台車に乗せる。浅川は「具合が悪いなら、早めに言ってくださいよ」と言いながら荷台から飛び降り、もうひとつの台車にワイン箱を積み始めた。
 俺は以前、配送中に熱を出してぶっ倒れたことがある。それ以来、浅川は過保護なまでに心配してくれるようになった。でも、考えてみるとそれは浅川だけでなく、会社の皆が常に俺を・・・俺と千春のことを気にかけてくれた一年だった。俺は、川島という大切な同僚を失ってしまったけれど、それ以上に得るものもたくさんあった。それを思うにつけ、感謝という言葉しか思い浮かばない。本当に俺は、人の縁に恵まれている・・・。
「 ── ありがとうな」
 俺が浅川にそう声をかけると、浅川は頬を赤らめ、口をヘの字にして「何を今更改まってるんですか」と苦笑いした。
 台車に積めるだけ積むと、俺達はデパートの搬入口に向かった。
 いつもならバックヤードまで車を入れることができるのだが、やはり今日は特別な日で、バックヤードは様々な搬入業者の車でごった返していた。早い者勝ちである。その戦いに間に合わなかった俺達は、デパートが借り上げしてる有料駐車場に一旦車を停めて搬入することになった。この日は、どの業種も必死なのだ。
 ガラガラと台車を押していると、ふいに浅川が大きく声を上げた。
「あ! 篠田さんの奥さん!」
「え?」
 『篠田さんの奥さん』と言われて、一瞬「どこの篠田さんの奥さん?」と思ってしまったが、浅川が指差す方向に目をやると、開店前の書店の店先で店員さんがポスターを貼っていた。
 『小出靖志 写真集7 White 本日発売』と銘打たれたポスターには、モノクロームでこちらを切なく見つめてくる千春の美しい写真が印刷されていた。
「あ、そうか・・・。今日発売か・・・」
 俺はぼんやりと呟く。
 浅川はきょとんとした顔つきで俺を見ると、「篠田さんの奥さん、小出靖志って名前でしたっけ?」と首を傾げる。
 俺は少し笑った。
「それはカメラマンさんの名前だよ。千春は被写体になっただけ」
「あ、そうなんっすか。まぁでも・・・ほんとキレイっすよね、篠田さんの奥さん」
「い、いや、奥さんってわけじゃないけどな・・・」
 俺はカッと頬が赤くなるのを感じて、ゴニョゴニョと言葉を濁らせた。
  ── だって最近、『奥さん』がどっちなのか、すっかりわかんなくなってきているから。
 いや確かに、料理や洗濯、掃除、家事全般はどうみても千春が上手だから、その点だけを見れば『奥さん』は千春なのかもしれないけれど、夜の生活に関してはその関係性が曖昧になってきている訳で。
 先週の休みなんか、物凄く強烈に受け身のエッチをしてしまって ── しかもそれが物凄くよくて ── 、前の俺とは確実に何かが変わってきていると感じている。
 休み明けには田中さんにそこら辺を見抜かれたのか、「最近、篠田さん、なんか雰囲気が柔らかくなりましたよね。お肌もツヤツヤで羨ましい」と言われてしまった。いや、多分、お肌スベスベなのは、千春が取材旅行のお土産で持って帰ってきた温泉の元のせいだと思うんだけど(汗)。
「料理もうまくて、その上美人だなんて、ホント俺も篠田さんにあやかりたいですよ・・・。配送部じゃ最近、密かに神棚に篠田さんの写真飾って良縁に恵まれますようにって拝んでるんですから」
「ハぁッ?!」
 浅川の言い草に、益々俺の顔は熱くなる。
「なんだって?!」
 浅川は口をブスっと尖らせると、「それぐらいいいでしょ。配送部の若手は恋人いない連中が多いんですから」と言う。
 そ、それはわかるが。恋人欲しいと願うのは自然な方向だが。い、いや、しかし。
「お前ら、千春が男だって、わかってるのか?」
 思わずそう言うと、浅川は益々不機嫌そうに俺を見た。
「そんなの、わかってますよ。どう間違うっていうんですか?」
「で、でもさ・・・。そこに抵抗感はないわけ?」
「抵抗感って・・・。付き合ってる本人に言われても困っちゃいますけど」
「そ、そりゃそうか」
 浅川は、「何を言ってるんだ」と言わんばかりに肩を竦めると、また台車をガラガラと押し始めた。「帰りに写真集買って、神棚に備えようっと」と呟きながら・・・。
 俺はチラリとポスターに目をやる。
  ── う~ん、今のひと言、絶対に千春には言えないな。言ったら、千春が発狂しそう。
 しかしそれにしても、家の会社って男同士の恋愛に関して、こんなにオープンだとは思わなかった・・・。
 俺は額に浮かぶ脂汗を拭いながら、台車を押した。
  
<side-CHIHARU>

 ふいに僕はブルリと身体を震わせた。
「 ── なんだろ? 悪寒?」
 僕は、朝食で使った食器を棚に片付けながら、自分の身体を擦った。
「風邪でもひきかけてるのかな・・・」
 僕は大きく息を吐き出しながら押し入れを覗き込み、舌打ちをする。
 そうだ。置いてあったカーディガン、引っ越す時に邪魔になるからって、他の僕の荷物と共に仕事場に移したんだっけ。
「仕方ない。シノさんのパーカーを借りるか」
 普段僕はスウェット生地のものを着ないから若干違和感を覚えたけど、引っ越しを目前に控えた今、風邪をひくわけにはいかない。
 今日はいよいよクリスマスイブ本番ということで、今朝シノさんは引き締まった顔つきで家を出て行った。
 昨日も一昨日も休日返上で働きに出ていたので疲労感も溜まっているだろうが、今はアドレナリンがかなり出ているって顔つきをしていたから、きっとそれも感じずにいるだろう。
 僕はスマホを取り出すとスケジュールを確認し、溜め息をついた。
「やっぱり、シノさんだけでここの引っ越しをするのは不可能だな」
 部屋のリフォーム自体は明日にも終了し、引き渡しの契約をすることになっていた。
 なので明日からすぐさま、僕の方の引っ越しは進めるつもりでいたのだが、シノさんの引っ越しは仕事納めの後・・・おそらく28日頃から始まることになる。実はそこに、岡崎さんから懇願されて断れなかった京都ロケ付きの取材が入ってしまってて、僕はシノさんの引っ越しの手伝いができない状態となっている。シノさんは、「一人で平気」と言っていたが、クリスマスから年末にかけての厳しい商戦を休みなく突っ走ったシノさんが、仕事納め後に燃え尽きてる可能性はかなり高い。
「引っ越し業者、手配しとこう」
 僕はそう呟いてノートパソコンを立ち上げ、引っ越し業者のサイトを物色し始めた。
 途中、検索サイトを開いた時にギョッとする。
 『小出靖志 写真集7 White 本日発売』との文字と共に、僕の写った写真が広告欄に表示されたからだ。
 その写真は、葵さんが「一番キレイ」と言ってくれた雑誌掲載のラストを飾る写真だった。
 そう、シノさんが僕のことを『意識』してくれたきっかけになった写真。
「参ったなぁ・・・」
 僕は顔がカッと熱くなるのを感じた。
 そうか。ここのところ、余りに忙しくて忘れてた。小出さんの写真集が、今日発売だってこと。
 岡崎さんも人が悪い。
 「広告打たなくったって売れる」と言っておきながら、一番人目に触れそうなところに広告出してるじゃないか(汗)。
 僕は思わずパソコンを閉じ、ハァと溜め息を吐く。
「やっぱり今日は、恥ずかしくて外には出かけられない・・・」
 そう呟いた矢先、スマホが鳴った。
 画面を見ると、葵さんから着信。
「はい、成澤です」
『あ? 成澤くん? 朝早くにごめんね。起きてた?』
「葵さん、全然朝早くなんかないですよ? 今の時間」
 僕は呆れ気味にそう言って、壁の時計に目をやった。
 九時半。
 ま、確かに昔の僕と葵さんなら、『早朝』と言える時間ではあるが。
 ということで葵さんには、『本当に朝方人間になっちゃったのねぇ』と言われた。
「ところでなんです?」
『ああ、今日の夜、家に来ないかと思って』
 僕は眉間に皺を寄せた。
「葵さん、今日はクリスマスイブですよ?」
『そうよ。だからこそ、家でパーティー開くことにしたの。前のと違って、本当に仲のいい人しか呼ばないから、前みたいなことにはならないって保証する』
 葵さんは、誕生日パーティーでのひと騒動のことを随分気にしてくれていた。僕は別に結果的にはシノさんとの絆が深まったのでむしろ感謝したいぐらいなのだが、週刊誌の件でも自分がいた時の写真が使われていたものだから、妙に責任を感じているらしい。
『できれば、シノくんと一緒に来てほしいんだけど・・・。ダメかしら?』
 僕はう~んと唸った。
「シノさん、今日明日も仕事ですからねぇ・・・」
『そっかぁ・・・。でも遅くまでやってるから。晩ご飯食べるつもりで来てくれたら嬉しいわ。ほんの少し顔を出してくれるだけでいいのよ』
 葵さんにしては珍しく粘ってくる。なんだろう。何かあるのかな。
 節度のある葵さんがここまで食い下がってくるには、それ相当の理由がありそうだ。
 僕は「わかりました」と返事をした。
 葵さんは心底ホッとした声で、『ありがとう。待ってるから!』と言って電話が切れた。
「そうとなったら、何か差し入れでも持って行かないとなぁ・・・」
 僕は腕組みをして、テーブルの上のスマホを眺めた。
  ── やっぱりワインとかが一番持って行きやすいし、喜ばれるよなぁ・・・。
 かといって、今日シノさんが働いてるデパートになんか行くと、嫌でも町中で例のポスターに遭遇しそうだし。
 しばらく僕は悩みに悩んで、取り敢えずシノさんにメールをすることにした。
 流石に昼休みは取ると思うから、その時に気づいてくれるといいな。
       
 <side-SHINO>

 「篠田さん、そのおにぎり、ひょっとして成澤さんの手作りですか?」
 お茶を買ってきてくれた田中さんが、俺が頬張っている昆布のおにぎりを見てそう訊いてきた。
「ああ。今朝、持たせてくれたんだ」
 デパートのバックヤードで、俺と田中さんは遅い昼食を取っていた。
 田中さんは自分の弁当箱を広げながら、「そう言えば、おにぎりなんてしばらく作ってないわ~。今晩作ってあげようかな」なんて呟いている。
 僕は思わず頬を綻ばせた。
「旦那さんに?」
 俺がそう訊くと、田中さんはテレくさそうな表情を浮かべ、「ええ、まぁ」と答える。
「なんかおにぎりっていいですよね。愛情込めやすいっていうか」
「うん、そうだね。俺も、ここぞって頑張らないといけない時に、千春に作ってもらってるんだ」
 そう返すと、田中さんがニヤニヤとした顔つきをした。
「ヤダわ、篠田さん。普通にノロケるんだもん」
 俺は頬が熱くなるのを感じた。
「いや、俺は別にそういうつもりじゃ・・・」
「わかってますよ。狙ってやってないってことは。 ── でも篠田さん、本当によかったですね。去年の今頃は、篠田さん、魚が死んだような目つきをしてたもの」
 田中さんにさらりとそう言われ、俺は口に含んだお茶を思わず吹き出しそうになった。
「さ、魚が死んだような目って・・・」
「だって本当にそうでしたよ? あの頃、成澤さん、行方不明になってた時期でしょ?」
 田中さんにそう言われ、ああ・・・と俺も思い返した。
 そうだ。
 去年の今頃は、突然千春がいなくなって、連絡も取れずに右往左往していたっけ。
 思えば去年のクリスマスイブに、もう名前も忘れてしまったあのクラブで、サーカスまがいのことをやってしまったんだった。あの時は千春にこっぴどく拒絶されて、相当落ち込んだんだけど・・・。
 それを思えば、今こうして千春の作ったおにぎりを食べてるんだから、凄いよなぁって思ってしまう。
 今じゃ、千春のいない生活なんて考えられない。いや、考えたくない。
「そういえば、お引っ越し、もうすぐなんですよね?」
 田中さんにそう訊かれ、俺は頷いた。
「ん? ああ、そうだね。年末に引っ越すことになると思う」
「そのうちもしよければ、お家のお披露目してもらえますか?」
「うん。千春が、いいって言ったらね」
「やった! 実は凄く興味があるんです。だって成澤さんがリフォームのデザインを考えたんでしょ? 私達もそのうちマイホームが欲しいって思ってるから、参考にしたいと思って。成澤さん、凄くセンス良さそうなんですもの」
 俺もそれは否定しなかった。
 俺は忙しいのを理由にリフォーム現場にはあまり行けてないのだが、こまめに現場に顔を出している千春から、進行具合は写真で見せてもらっていた。
 俺からすると、こんなオシャレな空間に本当に自分が住むとは思えないぐらい、素敵な部屋に仕上がっていた。
 しかも千春は、「シノさんがどんなに散らかしても怒らない部屋」という俺専用の部屋を構えてくれた。クローゼットの奥に設けられた狭い部屋なんだが、そういうところも千春ってちゃんと考えてくれてるんだなぁって思う。
「楽しみですねぇ」
「ああ。でも引っ越しのこと考えると少し憂鬱だよ。なんせ俺の部屋、物が多いからなぁ・・・」
「そりゃぁ篠田さんの自業自得なんじゃないですか?」
 ・・・・・・。
「はい。仰る通りでございます・・・」
 俺はおにぎりを食べ終わり、お茶を飲みつつ、iPhoneを懐から取り出した。
「あ、千春からメール来てる」
 ええとなになに・・・?
『今夜、葵さんのパーティーに誘われました。シノさん同伴希望らしいから、仕事終わったら迎えに行きます。落ち合う場所を決めてください。あと、差し入れにワインを持参したいんで、二本ぐらい趣味のいいワインをおとり置きして持ってきてください。支払いは後で僕がします。立て替え、大丈夫ですか?』
「クリスマスパーティーかぁ・・・」
 俺がそう呟くと、田中さんが食べ終わった弁当箱を片付けながら「パーティーですか?」と訊いてきた。
「うん。千春の友達のパーティーに呼ばれたんだって。ワイン二本お取り置きして、後日支払いって可能?」
「ええ。大丈夫だと思いますよ。私が事務処理しておきます」
「よかった。じゃ、後で松澤さんにいいの見繕ってもらおう。いやぁ、それにしても、世の中はやっぱりクリスマスなんだなぁ・・・。俺、まったくそんな気分になれてないや」
 お茶を飲みながらボソリと呟くと、ふいに田中さんに腕を掴まれた。
「ひょっとして篠田さん・・・、まさか成澤さんへのクリスマスプレゼント、買ってないってことないでしょうね・・・?」
 物凄く真剣な顔をしてそう訊かれたので、俺は思わずゴクリと生唾を飲み込んだ。
「え・・・? 買う暇なかったから、買ってないけど・・・」
「ガッデム!!!!」     
 田中さんが頭を抱える。
 田中さんは、檻の中の虎のようにうろうろと歩き回りながら、「なんてことだ! 全く、なんてことだ!!」と芝居がかった口調でそう呟いた。
「そういう細やかな気遣いがないとフラれちゃいますよ!!」
 田中さんは凄い剣幕で俺をどやしつけると、携帯で電話をかけ、「松澤ちゃん? 私。ちょっと篠田さんのことで緊急事態が発生して、戻りが少し遅くなるけど、大丈夫かな?」と早口でまくしたてる。
「そう。あ、ちょっと聞いてくれる? 篠田さん、成澤さんにクリスマスプレゼント買ってないんだよ?!  ── でしょ?! これから私が引率して、用意させるから。うん、うん。ごめんね。なるだけ早く帰るから。それまで頑張って耐えて」
 田中さんは雄々しいアクションで携帯を閉じると、完全にポカンと口を開けている俺の腕を再度ぐいっと引っ張って、「何、ボサッとしてるんですか?! 行きますよ!!」と叫んだ。
  ── やっぱり田中さん・・・、どんどんブラック・チハルに近づいて行ってるよぉ~(涙)。

 

here comes the sun act.72 end.

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編集後記

フィギュア、今シーズンが終わりましたねぇ・・・。
相変わらず運動しないのに、スポーツ鑑賞は大好きな国沢です。
そんな国沢、フィギュアを見るものかなり好き。
今シーズンは、オリンピックシーズンでもあったので、なかなかドラマチックなシーズンでしたね。

でも、今期は随分泣いたなぁ・・・。
むろん、まおちゃんで。
思えば、バンクーバーの頃から、彼女の演技は涙なくしては見れなかった。
なんか人生を感じるんですよね。
辛くても苦しくても、頑張る価値が人生にはあるって言われているような気がして。
丁度、千春がシノさんに出逢った時に感じた感情に似ているように思います。

国沢の場合は、3T飛ぶ時じゃなくて、大抵がストレートラインステップのとこで泣いちゃう。
特に今期は、ラフマニノフのあの箇所のピアノの旋律が流れてくるだけで涙腺が弛む。
いやぁ~、アタシも年だわ~~~~~。

感動を与えてくれた選手の方々に、感謝感謝。

[国沢]

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