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nothing to lose title

act.41

 レコーディングの段取りを進めていたはずのルイから電話がかかってきたのは、シンシアが部屋を後してから、ショーンが一人で夕食のサンドウィッチを頬張っている時だった。
『ごめん、ショーン。連絡が遅くなって・・・』
 受話器から聞こえてくるルイの声は、少し焦っている様子だった。
「全然問題ないよ。それで、スタジオの方は・・・」
『それが・・・。きちんとした設備の整ってるスタジオは軒並みクローネンバーグの圧力がかかっていて、俺の名前じゃ借りれないようになってた』
 ショーンはその発言に愕然とする。
 ショーンの名前ならまだしも、ルイの名前でダメだなんて、ルイが制裁を受けているようなものじゃないか。
「ルイ、ごめん・・・! 俺、ルイに凄い迷惑かけてる・・・」
 受話器の向こうから笑い声が聞こえてきた。
『迷惑? それはショーンがかけてる訳じゃないじゃないか。それに俺の仕事が干されてる訳じゃないよ。現にバルーンの事務所から仕事の依頼がきてるからね。ようは、俺単独で動くことに関しては、警戒されているらしい。ほら、何たってあのチャリティーコンサートの主催メンバーだったし』
 イアンもクローネンバーグも、ショーンがルイを頼りにすることはお見通しだったって訳だ。
「そうか・・・。どうしよう」
 ショーンは思わず唇を噛みしめた。薄皮が剥げて、少しピリリとする。
 しかしすぐに、ルイの返事が返ってきた。
『安心しろよ』
「え?」
『ショーンの協力者は、何も俺だけじゃないんだから』
「?」
 ショーンは眉間に皺を寄せる。ルイはその沈黙を十分楽しんだようだった。
『カートだよ。カート・ヒルが、彼の別荘にあるスタジオを貸してくれるって。だからロスまで来られるか? 雑誌の締め切りとの兼ね合いもあるから、なるべく早くがいい』
「判った。飛行機のチケット手配してみる」
『この時期だから大丈夫だろう。朝一ならまだチケットが取れるかもしれない』
「判った。エニグマの編集部に電話して、チケットが取れ次第向かうよ」
『待ってるぞ』
 ショーンは心底ホッとして、受話器を置いた。
 ルイ以外にも音楽業界にまだ自分の味方をしてくれる人がいるだなんて、なんて有り難いことなんだろうと思う。
 ── コウ、喜んでくれるかな・・・。
 羽柴のいないキッチンを見つめ、ショーンはそう思った。
 
 
 その日、羽柴が帰宅したのは深夜十二時近くのことだった。
「先に寝ていてくれてよかったのに」
 羽柴は、リビングで起きていたショーンを見つけ、戸惑った顔を見せた。少し酒の匂いがする。
「この時間ならまだ起きてるよ」
 ショーンが肩を竦めると、「そうだよな」と羽柴は苦笑いした。
 少し投げやりな笑顔に、ショーンは表情を曇らせる。
 まるでショーンと顔を併せるのが苦しそうな感じで。
 ふとショーンは羽柴が小脇に抱えているブリーフケースの留め金が壊れていることに気が付いた。
「どうしたの? これ」
 よく見れば、黒い革に覆われた表面にも、擦り傷のようなものが幾筋もついている。
「何か、あった?」
 ショーンは不穏なものを感じて、羽柴を見上げる。
 羽柴は、鞄をテーブルの上に置いて首を横に振ると、ネクタイを緩めた。大きく息を吐き出す。
「ちょっと人とぶつかって、落としちゃったんだよ。新しいのを買わないと駄目なようだ」
 ショーンは益々眉間に皺を寄せる。
 この鞄の有様、ちょっと落としただけでつくような傷じゃない。
 途端に、心配になってきた。
「ケガは? ケガはなかった?」
 ショーンは立ち上がり、羽柴の身体を見回す。羽柴は再び苦笑した。
「大丈夫。ケガなんかしてないよ。ケガしたのは、鞄だけ」
 羽柴はそう言って、ソファーにどっかりと腰掛けた。
 やはり少し疲れているようだ。
 ふと羽柴は、ソファーの横にあるショーンの纏められた荷物に気が付いた。
「ショーン、これ・・・」
「明日、ロスに発つよ。そこでないとレコーディングができないんだ。ルイから連絡があった」
「ロスか・・・。大変だな」
 羽柴が呟く。
 今ショーンがいるC市は、ワシントンやニューヨークとほど近い東海岸にあるから、西海岸のロスまではまさにアメリカ大陸を横断していかねばならない。時差も三時間あるし、気候もまるで違うから、別の国に行くような感覚だ。
「もちろん、行く当てはあるんだろうね」
「うん」
 ショーンは羽柴の隣に腰掛ける。
「バルーンのアルバムのプロデュースをしてくれてる人が、別荘のスタジオを貸してくれるって。多分そこに泊まることになると思う」
 羽柴は眉間に皺を寄せる。
「バルーンのプロデューサー? 大丈夫なのかい?」
「それは大丈夫だと思う。彼は凄く俺のこと可愛がってくれた人だし、今回の件を承知の上で申し出てくれた。もちろん、秘密裏に進めてくれる手はずになってる。── 実は、他の貸しスタジオはクローネンバーグが全て圧力をかけていて、借りられなくなってた。だから、もうそこしかないんだ」
 羽柴がじっとショーンを見つめてくる。その彼の表情には、驚愕と苦悩が浮かんでいた。
「── そんな・・・、そんなことまで・・・」
 ショーンはふっと笑った。
「想像はしてたよ。イアンはやるといったら徹底的にやる。この分じゃきっと、全米中の音楽系事務所も圧力がかかってると思う。契約はできないだろうね」
 その台詞に、羽柴は更なる衝撃を受けたように見えた。
「なんてことだ、ショーン・・・君は・・・」
「だからって俺、負けないよ。コウが考えてくれたこのアイデアなら、イアンからの妨害は受けない。コウは素晴らしいチャンスを俺に与えてくれた。だから俺は、それに精一杯答えなきゃ。── 大丈夫。きっと上手く行く。コウの努力は絶対に無駄にしない。また、皆の前で歌えるようになるまで、がんばんなきゃ。その姿を、コウとコウが愛する『彼』に見てもらいたいもの」
 そう言って真っ直ぐ羽柴を見つめるショーンを見て、羽柴は何を感じたのだろう。
 羽柴はまたもや苦しそうに目を細めると、胸元を押さえて俯いた。
 ハッと息を吐き出す羽柴の目尻は、少し潤んでいるようにも見えて。
 ショーンは再び眉間に皺を寄せた。
「・・・何? どうしたの、コウ。やっぱりケガしてるんじゃないの?」
 ショーンが羽柴の背中に手を置くと、羽柴は俯いたまま、首を何度も横に振った。
 今まで見せたことがないような苦悶の表情を浮かべる羽柴に、ショーンも不安げな表情を浮かべた。
「何? どうしたの、コウ。俺、やなこと言った? コウを傷つけること言った?」
「そうじゃない・・・」
「じゃ何? 怖いよ、コウ。どうしたの?」
「ショーンが悪いんじゃない・・・。俺が悪いんだ・・・」
 ショーンは大きく目を見開いて羽柴の前に跪くと、彼の両肩を掴んだ。
「何言ってるの? コウ、こっち向いて・・・。俺の方を見て・・・」
 羽柴はなおも俯いて、何度も首を横に振った。
「── 俺に今の君は見られない・・・。眩しすぎて、見れない・・・」
「何だよ、コウ。訳が解んない・・・。ねぇ、こっち向いて。向いて!!」
 ショーンが羽柴の顔を両手で掴んで、無理矢理顔を上げさせた。
 大きく苦しげに息を吐き出す羽柴の両目は、真っ赤になって涙を溜めていた。
 ショーンは愕然とする。
 それは以前羽柴が見せた涙とはまったく異質のもので、益々ショーンを不安にさせた。
 ショーンが余りのショックに言葉を失っていると、羽柴は鼻の頭も真っ赤にして、ようやく吐き出すようにこう言った。
「もう、終わりにしよう。こういうのは」
 しばらくの沈黙。
 その間に、まるでスローモーションのように羽柴の瞳から涙が一筋はらりと落ちた。
「── 何・・・? 何を終わりにするの?」
 ショーンが囁くように言う。
「こういうのって、何?」
 羽柴は再び俯いて、首を横に振る。
「だから・・・。無理をして、一緒にいることを」
「無理? 無理って何? 俺が無理をしてるとでも?」
「── これ以上、君の気持ちを宙ぶらりんのままにしておくのは惨いことだろう? 君はこんなにも素晴らしい人なのに、その君に我慢をしいているなんて・・・」
「我慢なんてしてない! コウが好きだもの。コウの側にいれたら、辛いことは何もないよ」
「俺は、君の気持ちに応えてもいないんだぞ。君の好意を知っておきながら、それを誤魔化して、利用してる」
「それでもいいって、言ったじゃないか! 覚えてないの? それでもいいって、納得したのは俺だよ。どうしてそれを、コウがダメだって決めるつけるの?」
 羽柴はまた首を横に振る。ショーンはそんな羽柴の顔を覗き込んだ。だが、羽柴の表情なんて見えない。
「コウ、俺のためを思ってそう言ってるんならやめて。そんなの俺のためなんかじゃない。そんな優しさなんていらない。── でも、俺の想いがコウに負担をかけてるんなら、話は別」
 羽柴が顔を上げる。
 ショーンは自分でも涙声になっているのが判った。
 自分の頬を熱いものが流れて行くのを感じたが、一歩も怯むつもりはなかった。
「あの日、告白した日から、考えなかったことはないよ。俺の想いが、コウに負担をかけてるって。重荷になってるって。俺は到底『彼』には適わないし、コウの抱えた深い穴を埋める事なんてできない。そんなの、とうに判ってた。けどね、コウ。待っていたいんだよ、俺は。埋めることはできなくても、寄り添うことはできるでしょ?! それもダメだっていうの?!」
「ショーン・・・」
「俺のことが負担だと思うのなら、そう言って。俺のことが嫌いになったんなら、そう言うべきだ。優しい言葉はいらない」
 口を惹き結んだショーンの両目から、ポロポロと大粒の涙が零れる。
 羽柴は、そのショーンの頬に触れた。
「── ショーン・・・。君はまだ、19なんだぞ。どうして、どうしてこんな苦しい目に合う必要がある。俺は、不甲斐ない男だ。俺のせいで、君は君のキャリアを犠牲にした。スタジオはおろか、他の事務所まで押さえられてるだなんて・・・。それがどんな意味を示してるか、君の方がよく判ってるだろう。まさか俺も、相手がそこまでだとは思ってなかった。考えが甘かった。俺の考えたアイデアなんて、単なる付け焼き刃なだけだ。ひょっとしたら、相手を余計に煽るだけかもしれない。相手がそこまでやる気なら、もうアメリカの地で歌う事ができないぐらいに潰してくる覚悟なんだろう。そんな状況に追い込んだのは俺。若い君に、それを強いたのはこの俺だ・・・」
 羽柴の震える指が、ショーンの涙を拭う。
「俺は・・・君から君の大切なものを奪うことしかできない男なのかもしれない。現にもう、大切なものをいくつも奪った」
「おかしいよ、コウ。・・・おかしいこと言ってる」
 ショーンが羽柴の手を握った。
「コウが俺から奪ったものなんて何もない。あれは、俺がしたいからしたんだ。前にもそう言ったよ。俺はあの時、あの場で歌えたからこそ、改めて自分の存在価値を見い出すことができたんだ。そこから得るものは沢山あった。── 表面だけ見てちゃダメだよ、コウ! 確かに今のこの状況は厳しいけど、希望はある。なぜそれを見ようとしないの? 最初にそう言ったのはコウなのに・・・。本当の理由は別にあるんだろ? 正直に言って。俺のことが嫌いになったって。そうでしょ? どうしてその一言を言わないの?」
 羽柴は再度首を横に振った。
「── 嫌いじゃない・・・。君のこと、嫌いじゃない・・・」
「じゃぁ何で?! コウは時間が欲しいといった。俺は待つと言った。その間にコウが俺のこと嫌いになったんなら、それはしょうがない。俺だって諦めるよ。けど、そうじゃないんでしょ? なぜ答えも出てないのに、焦るの? 本当の気持ち、聞かせてよ。そんなんじゃ納得できないよ」
 乱れた羽柴の前髪の先に、彼の戦慄く唇が見える。
 またしばらくの沈黙が流れた。
 そしてショーンは、小刻みに震える羽柴の手を見つめた。
 彼自身の膝を掴む手。力が入り過ぎて、白くなっている手。
「── 何を、怯えてるの?」
 羽柴の肩がピクリと震える。
 ショーンは、静かに、そして穏やかに息を吐き出した。
「俺、解ったような気がする。── コウ、怖がってる」
 前髪の間から、羽柴がショーンを見る。
「次の一歩をどう出していいか判らなくて、震えてる。コウ、自分と向き合うのが、怖いんだ」
 それはさっきまでの感情の高ぶったショーンの声とはまったく違う、達観した者の放つゴスペルのようだった。
「そうでしょ?」
「── ああ・・・。そうさ」
 歯を食いしばった合間から、羽柴の苦々しい声が零れ出た。
「俺は、怖がってる。昔のことが、俺を傷つけ、そして君をも傷つけることを。俺は、五年もかけて、当たらず触らず、ようやくここまでやってきた。ようやく生き残ってきたんだ。今でも、あの時のことを考えると、骨が軋む。身体の毛穴から血が突き出すような感覚を覚える。それはアイツを独り切りにしてしまった俺の罪だ。なぜ彼を置いてアメリカにきてしまったのか。なぜ彼の死期に気付くことができなかったのか。それが運命だったなんて、簡単な言葉なんかでは片づけられない・・・」
 羽柴が、泣きながら自分の両手を見つめる。
「他人を本気で愛してしまうのが怖い。もう一度、チャレンジするのが怖い。真一の愛情を裏切ってるような気がするし、かといって君のことも嫌いになんかなれない。── 苦しいんだ、それが! どうしていいか判らないんだ! こんな調子じゃきっと君を傷つける。今でも俺は真一を愛してるし、それを忘れる事なんてできない。それなのに、それなのに君は俺を愛してくれるというのか?! そんな報われない恋愛を望むとでも?! 片方で他の男を愛していながら、一方で君に愛を囁く。そんな不実な男がいいとでも? 君が・・・君がそんな苦労をする必要がどこにある? 君は、こんなにも素晴らしい人間だ。強くて美しい魂をしてる。才能があって、いろんな可能性を秘めている。そんな君が、こんな俺のことを好きだなんて・・・。好きだなんて・・・」
 羽柴は頭を抱えて泣いた。
「── 自分が恥ずかしい生き方を重ねていることはよく判ってる。この五年という間に、俺は随分卑怯な強さを手に入れたんだからね。それは何重にも何重にも硬い鎧を重ねて得た強さだ。とても狡猾で安易な鎧だよ。・・・この五年で笑えるようにもなった。普通に仕事もできるようになった。人を慰めることもできるようになったし、冗談も言えるようになった。『どうか前向きに生きて』と真一が最期にそう言い残した言葉通り生きていけるように、今はダメだったとしても、これからも努力していく。きっといつか、そう思える日まで、耐えていこうと思う。これが俺のできる精一杯のことだ。精一杯のことなんだ」
 羽柴は、両手で顔を覆う。
「俺は、今のままで十分幸せだよ、ショーン。だから、君が同情して気にかけてくれる必要はない・・・」
「── 幸せなら、なぜ泣くの?」
 羽柴が、ゆっくりと顔を上げてショーンを見た。
 ショーンは涙に濡れた瞳を真っ直ぐ羽柴に向けていた。
「前に、コウ、俺の前で泣いたよね。彼のことを思って泣いた。まるで心が凍り付いた人みたいに、さめざめと。幸せなら、なぜ泣く必要があるの? 苦しいんじゃないの? 本当は」
「ショーン・・・・」
「確かに、愛を貫くことは美しいって思う。誰も、彼の変わりになんかなれないし、死んでしまった人への愛情が消えるなんてことは、もちろんない。でも彼のことを思うのに、なぜ涙が流れるの? それは、悲しみの涙ではないの? さっきコウ、言ったよね。それこそ、毛穴から血が吹き出そうなぐらい苦しいって。それって幸せっていうのかな? その悲しみが幸せだとでもいうの? 彼の言っていた前向きに生きるって、そういうこと?」
 ショーンは立ち上がる。
「彼が、死んでもなお、一生コウを縛り付けることを望んでいるような人なら、コウが苦しみ続けているのを知っていて、それでもそれを望む人なら、俺はそんな人、認めない。そんな酷い人、俺は認めない。軽蔑する」
「ショーン!!」
 羽柴が立ち上がって、ショーンの胸ぐらを掴んだ。ショーンは怯まず、羽柴を見上げる。
「殴りたいなら、殴ればいい。俺は、今のコウ、ちっとも幸せだと思わない。もし俺が、彼の立場だったとしたら、俺なら愛する人に本当に幸せになって欲しいって思う。だって死んじゃった自分じゃもう、愛する人を幸せになんかできないんだもん・・・! それなのに、一生苦しみながら愛してくれだなんて、とても言えない・・・!!」
 再び、ショーンの両目から涙が流れ落ちた。
 羽柴はギリギリと奥歯を噛みしめ、ショーンを放すと、ショーンに背を向けた。
「── 出て行ってくれ・・・。このままじゃ混乱して、君に何をするか判らない」
「コウ・・・」
「どうか・・・どうか・・・・」
 羽柴は震える手で、両目をふさいだ。
 ショーンは羽柴の背中に触れようとしたが、でもその手は結局握り拳になり、やがてそれはソファーの横に置いてある荷物を掴む手となった。
「コウがあの人を愛しているからって、俺は傷つかないよ。そんなコウが好きなんだから。── 俺は彼の代わりにはなれない。けど、また彼とは違う新しい日々の結晶をコウと積み上げていきたいって思ってる。コウは、素晴らしい人なんだ。だってコウからいっぱい勇気貰えたから、今俺はこうしていられるのに、それが嘘の強さだったなんて、そんなはずない。── 偉そうに聞こえるかもしれないけど、今コウは、やっと自分の中にある傷と向き合ったんだと思う」
 ショーンは最後にそれだけ言うと、羽柴の部屋を後にした。

 

please say that act.41 end.

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編集後記

さぁ~~~~~~~~~!
ついに、ついに、ついに羽柴の本音が大爆発してしまいました!
最初はあんなにあま~~~~~いお話だったのに・・・・。あれ????(大汗)。
でも、いつも国沢の書く話を読んでくださっている方は、「ほら、きたよ」って思われていることでしょう(汗)。
転んでもただでは起きませんよ~~~~~みたいな(なんだ、その例え)←作者本人が一番動揺してるのか???

とにかく、羽柴君にとっては5年越しずっと抑えてきたものなので、爆発の仕方も今までにないくらい非常に激しいものになりました。これで羽柴の心を「支えて」きながら「傷つけてもいた」ものをご理解いただけたのではないか・・・と思います。
以前は、真一が舌を巻くほど大胆で屈託のなかった羽柴が、こんなにも臆病な男に変わってしまった「変化」を納得してもらえたらなぁ・・・と思います。何か複雑な男心なんですが(大汗)。

それとは対照的に、ショーンは意外にもしゃんとしてます。
このシーンを書いていて一番驚いたことです。
書いてる本人がそんなことでどうするって感じなんですけど(汗)。
ショーン、泣いてる割に言うことは言ってるっていう。
ホント、作者を驚かせてくれます、この主人公。このタフさはドンスピの頃の彼が帰ってきたのかなぁとも思いますが。
書いていてこういう意外性を見つけるときが本当に楽しいんですよね。妙な話なんですけど。書いてる内に自分でも想像つかない方向に行くことも多いので、なんだかそれでいいのかって思いますが(汗)。←そのせいで困ることも多々ある
とにもかくにも、大変「痛い」回になってしまいましたが、プリセイの中で一番重要なシーンでもあります。国沢としても大切にしたいシーンです。
羽柴も痛い思いをし、ショーンも痛い思いをしました。
これからが彼らの正念場となるはずです。
ある意味、これが本当の始まりなのかも。
ぜひとも来週も読んでいただきたい!と思います。

さて、今日さっきサイトを覗いて気が付いたんですけど、ひょっとしてひょっとしなくても

ニボシ


の香りが近づいてきているような気がします・・・・。
常連の方ならお分かりでしょうが。
来週になるのかな・・・再来週になるのかな・・・・。
今回は若干ネタにストックがあるとはいえ、一週間連続となるとそれだけではとても補えないし・・・。テキスト物ももちろんアップしたいしな・・・や・・・・その・・・・今の時点でそういうのが全くないっていうのは・・・・。

大丈夫か? オレ。



や、全然大丈夫じゃないっす・・・・(力汗)。

[国沢]

小説等についての感想は、本編最後にあるWEB拍手ボタンからもどうぞ!

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