act.14
「はぁ・・・はぁっ、はぁ・・・・は・・・」
午前中のまだ色のついていない光が射し込むバスルームに、荒々しい息遣いが響く。
バスタブの中のショーンが身じろぐ度に、肘や膝が空のバスタブに当たって、ゴツンゴツンと音を立てる。
「はぁ・・・はっ、は!」
ショーンが背を丸めて身体を震わせる。
「・・・はぁ・・・」
ショーンは脱力とも気まずい溜息ともとれる息を吐き出して、青いタイルの壁にコツンと額を押しつける。
例え極限状態である筈の絶頂を迎えたその瞬間でさえも、声は出ない。
── 何でかな・・・。
ショーンは目を閉じたまま、再度溜息をつくと、些か自虐気味に心の中で悪態をついた。
羽柴の部屋を訪れてからというもの、病気の原因からは随分遠く離れることができたと思ったのに、一向に治る気配がない。
羽柴がゆっくりとショーンの筆談に付き合ってくれるで、以前のようにストレスを爆発させることもないし、羽柴の優しさに何より癒されている。
それなのに、声は一向に出る気配がない。
ショーンはゆるゆると服を脱ぐと、シャワーヘッドを手に取りバスタブ上の残滓を流した後、自分の身体の汗と汚れを洗い流した。
最近、ショーンはきまってバスルームで自慰にふけっている。
羽柴が朝出かけた後、朝食の片づけやテラスの掃除なんかをした後、決まってムラムラとしてくる。
若いからと言えばそれまでだが、それにしてもほぼ毎日飽きることなく繰り返しているのだから、流石に自分でも呆れてくる。酷い日には、羽柴が帰ってくるまでに幾度も・・・ということもある。
それがベッドやソファーで手軽に・・・という訳ではなく、きちんとバスルームで汚れがすぐに流せるようにわざわざ準備して行うので、結構面倒くさい。いくら風呂好きでも、冬のこの季節に昼間三回も四回もシャワーを浴びるのでは、些か億劫になろうものなのに。
けれど、羽柴の好意で使わせてもらっているベッドやソファーなどでマスをかくなど、とても悪くてそれはできなかった。本当ならバスルームでも憚られたのだが、かといってわざわざ外に出てまでする訳にもいかず、ましてや我慢することもできなくて、結局バスルームで収まった。汚れれば、すぐに洗い流せるからだ。
終われば、自慰特有の空しさや恥ずかしさが込み上げてくるのだが、そのお陰で羽柴の前で身体がとんでもない反応を示すことはなかった。
我が儘だとは思うが、やはり彼が許してくれる限り、毎晩一緒のベッドで眠りたい。
彼だって、ベッドを貸している同性に隣で性的な興奮をされたら気分が悪いだろう。彼はあくまで、自分の子どもか弟と接するように、自分の面倒を見てくれている。
かれこれ、羽柴の部屋に居候を始めてから、一週間以上経っただろうか。
ニューヨークを出てくる時は、一応「田舎に帰って静養する」といい残して出てきた。だが、実家に電話すればもちろんショーンは居ない訳で、それがもしバレいれば大変な騒ぎになっているだろう。自分の携帯電話の電源はずっと切っていたので、ニューヨークの連中からしてみれば、完全に行方不明の筈だ。ショーンはそう思って、先に手を打っておいた。
声が出ないから電話で連絡することはできなかったが、幸いメールがある。
ショーンは、クリスにメールを送っていた。
失声症のことは知らせると心配するからと伏せたが、大まかな事情を話して、事務所から確認の電話がきたらうまく誤魔化してもらうようにとお願いをしている。
最近クリスは、スコットと完全に恋人同士の生活を送っているようで、半同棲状態にあることは知っていた。そして、自動車整備やアメフトのコーチングで朝早く夜遅いスコットよりも、実家にいる時間が長いのはクリスの方であることも。だから、確率的にクリスが事務所からの電話を受ける可能性は高かった。
クリスは、あの記者会見を見ており、すぐにある程度の状況を察してくれたようだった。
ショーンが、安心できる友達のところに身を寄せていると知らせると、こっちにも時折マスコミ関係者らしい人間がうろついてるから、寧ろそっちの方がいいとアドバイスしてくれた。
『お前のことを本当に理解してくれてる人間は、世界中に五万といるから安心しろ』
というメールの最後のワンフレーズに思わずホロリとしたりして、何だかあの素朴な町の匂いを嗅いだような気分になった。
ショーンは、身体についた水滴を淡いグリーンのバスタオルで拭うと、洗い晒しのジーンズにトレーナーを着ながら冷蔵庫を覗いた。タッパーの中に多量の野菜スティックがあるのを発見し、容器ごと取り出す。
人間、適度な運動をすると小腹が減るものだ。
羽柴はスナックやチョコバー等をあまり食べないのか、そういうものは部屋に置いてない。
そこら辺の若者並にスナック好きなショーンにしてみては少し物足りなかったが、そんなショーンの為に羽柴は、冷蔵庫に野菜スティックを用意してくれるようになった。冬場、野菜のコストも高い筈だったが、羽柴にしてみれば酸化した油の塊であるスナック菓子より、こっちの方がよっぽどいいと思っているらしい。
最初は低カロリーのマヨネーズをつけて食べていたが、この前の休日に羽柴が茶色いソース・・・といっても粒々していてソースというには液状とはいえない代物・・・をつけて食べていたのを見て、真似して食べたら意外にうまかった。それ以来、そっちをつけて食べている。何でも、羽柴の実家で使っている『モロミ』という日本独特のソースらしい。
タッパー片手に人参を囓りながら、ショーンはリビングに出た。
日中、極力外に出かけないようにしているショーンだったが、毎日部屋の中にいてもまだ飽きることはない。先日より、羽柴の部屋の中の探検を始めた。
初日は、オーディオセットの周囲を探検した。
びっくりするようなオールドジャズのLPコレクションを発見して、しばらくはジャズの名盤を聴いて過ごした。
その後、玄関のクローゼットの中を探検したり、キッチンの戸棚を探検したり、テラスのガーデンにはえている草花の種類が何か想像したりして過ごした。ただし、季節が季節なので一見すると殆ど枯れているようにしか見えないものが殆どだったが。それでも落ち葉を掃除したり、ひっそりと花を咲かせている菊科の植物や生い茂るハーブを眺めていると、本当にほっとする。
今日はどこを探検しようと思ってリビングをうろついていると、ロフトに繋がる階段の側面に小さな丸い穴が開いていることに気が付いた。
── 何だろう?
どうやら引き出しになっているようだ。指を入れてヨッと引き出すと、沢山の本が現れた。
引き出しごとにハードカバーや文庫本等が纏められてある。
よくよく周囲に目を凝らしてみると、階段沿いの壁面にも小さな穴が開いていて、引くと扉になっていた。パタリと上から下に開閉する。そこにはサイズの大きい本がびっしりと置かれてあった。
── え。ひょっとして、この壁全部、本棚?
ショーンは口をポカンと開けたまま、上を見上げた。
ロフトまでの階段は結構な距離がある。その壁際が全部隠し本棚だったら、相当な量の本が収められているという訳だ。
道理で、部屋の中がすっきりとしている筈だ。
羽柴は、経済アナリストというショーンには想像もつかない職種であるそうだが、新聞を毎朝五部も読んでいる彼の家に本がないとは、如何にも不自然じゃないか。やっとショーンは、納得する。
本棚を次々と覗くと、英語のものが殆どだったが、中には日本語らしきものもある。
どの本を捲っても、難解なものばかりで、とてもショーンが読めるものはない。
自分がいかに無知かということを思い知らされるようで、思わず気分が沈んでしまう。
そんな矢先、本と思って捲ったものがアルバムだった。
同じ色の背表紙が五冊ほどあり、それら全てがアルバムのようである。
ショーンはその五冊を手に取り、リビングのソファーに腰掛けた。
セロリを囓りながらページを捲る。
並んでいる順に新しいものらしい。
殆どが、羽柴が友人や会社の同僚を撮ったものだ。
会社で何かを記念して催されたパーティーや同僚のホームパーティーでの写真もある。その中の写真には、羽柴が子ども達とじゃれ回るものも多くあった。どうやら、羽柴がプレゼントを買った相手に違いない。
中には、女性を撮ったものもあった。
それらは一人の女性に限ったものではなかったが、ファインダーに笑顔で収まっている彼女達の瞳には、明らかに特別な感情が滲んでいた。
ショーンはムッとしてしまう。
過去のことだと分かっていても、やっぱり腹が立つ。
しかも自分がこんなに腹を立てる立場にないことも、頭では十分分かっているのだが。
この中の幾人が、羽柴と最後までの関係を結んだのだろうか。
ありがたいことにとでも言うべきなのか、羽柴が実際に女性と仲良く身体を寄せているような写真は一枚もなかった。恋人同士になれば、二人で並んだ写真もあってよさそうだったが、そういうものもない。別れる度そういう写真を羽柴が処分しているのか、それとも端から羽柴はそんな写真に興味がないのか。──
多分、後者じゃないだろうか。ショーンにはそう思えた。
ショーンが最後に手にしたアルバムは、日本人の姿ばかりだった。
同じように会社の同僚や友人達の写真が収められている。
その中に、一際たくさん写っている男性がいた。
── 親友だろうか。
年の頃は、今の羽柴より幾分若い。これが昔の写真だとしたら、同じ世代なのかもしれない。
カメラ目線で微笑んでいる写真や、まるでカメラの存在など気付いてないような無防備な顔つきのものもある。
── 美しい人だ。
ショーンはそう思った。
姿形で美しいと思う人間は、ショーンが生きる世界には沢山いる。確かに、そんな人形のような美しさを誇る人間と比べると少し違うが、それでもその写真の青年はとても美しかった。
いろんなシュチュエーションの写真があるが、どの写真を見ても印象が変わることはない。
色に例えると、『白』だろうか。いや、それよりも今のような明るく澄んでいて色のない光のような雰囲気がある。
ページを捲ってドキリとした。
起き抜けの顔を撮った連続写真。
白いシーツに包まれた穏やかな寝顔から、寝ぼけ眼の顔。そして、カメラに撮られていると気付いて怒る顔と照れる顔、そして幸せが零れ落ちんばかりの笑顔。
その一連の写真になぜか艶やかな空気を感じて、ショーンは自己嫌悪に陥った。
こんなに清々しい朝のシーンなのに、自分が羽柴に想いを寄せているからって、そんな邪な考えを思いつくだなんて。
随分仲がよかった友人らしい。幼なじみなのかもしれない。
ショーンは、自分の恥ずかしい気持ちを誤魔化すために、そう思った。
── しかし、それにしても。
ショーンはパラパラとページを捲った。
親友の写真はともかくとして、肝心の恋人の姿が見あたらない。
何でも、その人のせいで未だに羽柴はまともな恋愛ができずにいるぐらいなのだから、相当真剣に愛を育みあった女性だろう。
なのに、それらしい女性の写真はまったくなかった。
あまりに辛くて、その写真こそ処分してしまったのか。
余程酷い別れ方をしたのだろう。
あの羽柴の様子を見ると、きっと別れは彼女の方から切り出したに違いない。あの羽柴をフリ、しかも今だ羽柴の心を捕らえて離さないなんて・・・。
ショーンは、全く姿が見えないその相手に、激しい嫉妬を覚えた。
表面上は冷静だったが、余りに血が頭で沸騰して、相手の姿も想像できない。
アルバムの最後のページには、白い封筒がまるで写真のように貼り付けられてあった。
青いインクで『耕造さんへ』と書かれてある。
意味は分からなかったが、『耕造』という文字だけは分かる。羽柴の名前だ。きっと恋人が、羽柴に宛てた手紙。しかも、こうして大事に取って置いているところをみると、最後の手紙なのかもしれない。
フィルムを剥がして中身を読みたい衝動にかられたが、どうせ見ても意味が分からないし、それに羽柴に何か悪い気がして、ショーンは大人しくアルバムを本棚に返したのだった。
「ショーンはクリスマスイヴ、帰らないのか?」
夕食後、リビングのソファーでくつろぐ最中、羽柴がショーンに訊いてきた。
ショーンは、いつか会った羽柴の友達が編集しているというファッション雑誌を捲りつつ、顔を上げる。Tシャツに紺のトレーナー、カーキ色のハーフパンフに裸足というリラックスしきった格好はやんちゃ坊主そのものといった感じで微笑ましい。リビングのホットカーペットの上でくつろぐのがお気に入りのショーンはよく好んで裸足で過ごすことが多い。
そのショーンに、羽柴が言う。
「折角お父さんへのプレゼントを買ったんだから、直接渡したら? 今年のイヴは休日だし、よければ車で連れていってあげるよ」
ショーンはホットカーペットから身体を起こすと、ソファーの上で胡座をかいて羽柴と向き合った。
羽柴がショーンにスケッチブックとペンを渡す。
ショーンはおもむろに文字を書き付けた。
『まだ声が出ないから気が引ける。心配かけたくない』
「う~ん・・・。やっぱりそうか・・・」
そう返事を返してくるところを見ると、羽柴も薄々返事は分かっていたらしい。
ショーンは羽柴の腕をトントンとノックした。
「ん?」と羽柴がショーンに注目を戻すのを確認して、『コウはクリスマスどうするの?』と訊いた。
「俺は毎年同僚のホームパーティに呼ばれているんだ」
『プレゼント買ってた子どものいる家?』
「そう」
声には出ないが、ふ~んとショーンが頷くと、「君も来るといい。一人でクリスマスは寂しいだろ?」と羽柴が訊いてきた。
『え?! 行っていいの? 俺なんかが?』
「ああ。ひょっとしたら大騒ぎされるかもしれないけど。でも信頼できる家族だから」
羽柴の友人なら、誰だって信頼できるような気がした。
羽柴の身の回りの人で、ショーンを不快にさせるような人は誰一人としていない。
ショーンが頷くと、羽柴は「じゃ早い目に連絡入れとくとしよう。一人分料理を増やしてくれってね」と言ってソファーを立った。
彼はすぐさまローテーブルの上のコードレスフォンを手にとって、電話を掛けた。
「ああ、ジーナ? ハイ、耕造だけど。いや、別に旦那を呼んでこなくていいよ。寧ろ君が電話に出た方が都合がいい。実は、明後日のクリスマスパーティーなんだけど。そう。・・・それが、参加人数を一人じゃなくて二人にしたいんだけど・・・。え?」
羽柴がふいにギョッとした顔をする。
ショーンは何気なく羽柴の方を見ながら、最近気に入っている日本茶をマグカップから啜る。
「また新しい恋人ができたのかだって?」
羽柴の言ったことに、ショーンはブッとお茶を吹き出す。
「うわ!」
まともにお茶を被ってしまった羽柴は悲鳴を上げた。
ショーンは慌てふためいてテーブルの上のティッシュボックスから何枚もティッシュを引き抜くと、ほんのりお茶色に染まった白いシャツを拭いた。
羽柴は暢気に笑っている。
「ハハハ、ジーナが変なことを言い出すから、隣で吹き出してるよ。まともにお茶被った」
内心ショーンは、羽柴が「変なこと」と言ったことをもの悲しく思いながら、それでも必死にシャツをふいた。最初は温かかった染みの部分も次第にひんやりとしてくる。
「いや、大丈夫だよ。ああ、ああ。そう。だから君のとっておき料理、もう一人前増やしといてもらえないか。もちろん、差し入れのワインは、二本にします。ああ。よろしく」
電話を切った羽柴は、お茶色に染まったシャツを見下ろす。
『ごめん!!』
ショーンが以前スケッチブックに大きく書いたことのあるコメントのページを捲って、羽柴の前に翳すと、羽柴はまたハハハと笑った。
「そのページ、大活躍だな、ショーン」
羽柴にそう言われ、ショーンの顔が赤らむ。
羽柴は、再度シャツを見下ろして、ガリガリと頭を掻いた。
「流石にちょっと冷たいな。今夜は先に風呂入ってもいいかい?」
ショーンは何度も頷く。
羽柴はその場でシャツを脱いだ。
思わずショーンは、視線を逸らせる。
想い人の裸は、直接見てしまうとやはりドキドキする。
カタリとテーブルの上に何か置く音がして、羽柴がソファーを立ち上がる気配がした。
ショーンが振り返ると、脱いだシャツを片手にリビングを去る羽柴の背中が見えた。
日本人離れしたその逞しい背中に見惚れた後、ふと気が付くと金色のロケットがついたペンダントがテーブルの上に置かれてあった。
ショーンは、あっと思ってそれを手に取る。
少し重みのある感触。
羽柴がいつも身につけているペンダントだ。
実は前からずっと気になっていた。そのロケットの中身のことが。
ショーンは昼間のことに思いを馳せる。
アルバムになかった恋人の写真が、ひょっとしたらこの中に入っているのかもしれない。
ショーンはそう思って、そっとロケットの合わせを捻って、中身をテーブルの上にあけた。
てっきり丸めた写真が出てくるとばかり思っていたショーンの目の前に出てきたのは、白い欠片と沢山のグレイ色の粉。粉の粒目は少し大きめだ。
ショーンは眉間に皺を寄せて、それに見入った。
何だろう・・・? これ。
ショーンは、白い欠片を摘んで目の前に翳す。
断面は小さな気泡のような穴がいっぱい開いていて、石にしては軽い。
クンと匂いを嗅いだら、少しだけ芳ばしい匂いがした。
その瞬間、カメラが遠方から一気に焦点を合わせるようにして、ショーンの頭の中に物体の正体が何であるかが浮かんだ。
── これって、人の骨・・・!!
思わずショーンは身体を引いて、骨をテーブルの上に放り出す。
ショーンが身を引いた際にテーブルの端を蹴ってしまって、テーブルの上の遺灰の一部がざらざらとカーペットの上に零れ落ちた。
「── そうだ、ショーン・・・」
ふいにキッチンの方から顔を覗かせた羽柴が、ショーンに声を掛けてくる。
ショーンは酷く強ばった顔つきまま、パッと羽柴を見た。
羽柴が、怪訝そうに顔を顰める。
「どうした、ショーン・・・」
羽柴が近づいてくる。
ショーンは慌てて、床に転がるペンダントを拾った。
それを見て、羽柴がピタリと足を止めた。
彼は、ショーンが持つペンダントの先のロケットが半分ない様子を、食い入るように見つめていた。
カッと両目を見開いたその表情は、ショーンがこれまで見たこともないようなものだった・・・。
please say that act.14 end.
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編集後記
今週の更新は、随分緊張した局面になってしまいました。甘いだけじゃないんだぞ・・・という気配(汗)。ああ、国沢(=鬼畜)の本領発揮なのかと思われた方もいらっしゃるのでは(汗汗)。
今週は何かと大変な週でした。
血尿以上に何が大変なんだとお思いの方もいるでしょうが、次の一文を読んでいただけると十分理解していただけると思います。
三日前、パソコンが壊れました(蒼白)。
OSのCD-ROMから立ち上げても、ハードディスクがマウントすらしなくなりました。
しかも、それどころか「不明のディバイス(=ハードディスク)」を初期化するか?と訊いてこられました。
・・・。
初期化なんかしたら、バックアップしていない今までのデータが全部ぶっ飛ぶやんけ!!!
経験のある方ならお分かりだと思いますが、怒りの次に襲い来るのは純粋な恐怖です(脂汗)。
ひとまず夕べやっとこさ完全復旧までこぎ着けました。
よよよよかったです。
[国沢]
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